日本プライマリ・ケア連合学会
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認定医、専門医、指導医の概要

 当学会は、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会専門医・認定医認定制度要綱(以下、要綱)第1条で謳っているように、専門医・認定医認定制度について、「人々が健康な生活を営むことができるように、地域住民とのつながりを大切にした、継続的で包括的な保健・医療・福祉の実践及び学術活動を行える医師を学会として認定し、もって会員の資質の向上とプライマリ・ケアの発展に寄与する」ことを目的としております。このページは、専門医、認定医、指導医の制度について、全体像を示し、これらを目指す人々、あるいはこれらの人々と関わる人の理解の助けになることを目論んでいます。なお、必要に応じて要綱新・専門医細則認定医細則指導医細則も参照いただければ幸いです。

専門医制度(家庭医療専門医,2020年度からの新制度)
  • 本制度で認定される家庭医療専門医は、「家庭医療学についての深い理解を基盤として、良質なプライマリ・ケアを提供するとともに、地域でリーダーシップを発揮できる医師」です。研修理念はこちらです。
  • 新・家庭医療専門医の修得すべき資質・能力(コンピテンシー)は、日本専門医機構が運営する総合診療専門医で定められている7つの資質・能力の各領域と整合性を取る形で設定されています。基盤となる総合診療専門医の能力に加えて、新・家庭医療専門医として求められる能力を修得できるように、以下のとおり、レベルの見直しや、項目の追加を行っています。コンピテンシー詳細はこちら。経験目標はこちらです。
  • 右上のロゴは、2020年4月にWONCA(世界家庭医会議)からこのプログラムが承認を受けていることを示します。詳細はこちらです。
  • プログラムは、日本専門医機構が認定する総合診療専門医取得後に家庭医療専門研修Ⅰ(おもに診療所・小病院)18ヵ月以上、家庭医療専門研修Ⅱ(おもに病院)6ヵ月以上の合計24ヶ月以上研修するものが基本となります。ただ、総合診療専門医との連動プログラムにより、初期研修終了後に合計48ヶ月以上研修する形で家庭医療専門医を目指すことも可能です。詳細はこちらです。
  • 新たに、研修の場以外での研修(Off-the-job training)を受ける必要があります。必要単位数は、①臨床36 単位、うち災害医療とウイメンズヘルスは各3単位以上、②教育6単位、③研究6単位、④マネジメント6単位です。単位換算の詳細はこちらです。
  • プログラムの途中で定期的に行う形成的評価やフィードバックも取り入れました。①研修手帳の記録の確認月1 回以上、②360 度評価6カ月に1 回以上、③Case-based Discussion での評価(カンファレンス時でもよい)3カ月 1 回以上、④Mini-CEX を用いた診療現場における評価(ビデオレビュー時でもよい) 6カ月に1 回以上です。詳細はこちらです。
  • 認定プログラムを修了した後、ポートフォリオ事例報告書(24領域、20事例)を含む申請書類提出、臨床能力評価試験・筆記試験・ポートフォリオ評価からなる専門医試験合格をもって専門医となることができます。ポートフォリオについては、詳細はこちらです。また、臨床能力評価試験、筆記試験、ポートフォリオ口頭試問については、専門医試験受験応募が近づいた時点でお知らせします(例年試験を実施する年の1月頃です)。
  • 5年ごとに更新する必要があります。その際、生涯教育単位の取得(50単位、一部必須領域あり)、ポートフォリオ事例報告書の提出(6領域、6事例)が必要です。
認定医制度(プライマリ・ケア認定医)
  • 経歴書、詳細事例報告書(6領域、6事例)を含む申請書類の提出、筆記試験合格をもって認定医となることができます。
  • 5年ごとに更新する必要があります。その際、生涯教育単位の取得(30単位、一部必須領域あり)、経歴書、詳細事例報告書の提出が必要となります。ただし、2023年度までは詳細事例報告書の代わりに活動実績報告書の提出が可能です。
  • 2020年度の認定医試験は新型コロナウイルス感染症による様々な影響により中止を決定しました。
指導医
  • 家庭医療専門医またはプライマリ・ケア認定医が申請可能です。
  • 指導医養成講習会等を受講した上で、申請時に指導医としての教育方針に関するレポートを提出する必要があります。
  • 5年ごとに更新する必要があります。ただし、初回の更新は、経過年数にかかわらず認定されてから最初の専門医または認定医の認定の更新時に行い、その後も専門医または認定医の認定の更新に合わせて行います。
  • 初回の更新時には、指導医養成講習会等の受講は必要ありません(初回更新は指導医認定を受けてから期間が短い可能性があるため)。