日本プライマリ・ケア連合学会
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ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト

開催予定 -ジェネラリスト80大学行脚-

開催履歴・報告 -ジェネラリスト80大学行脚-

ヘルスリテラシー入門×家庭医療

【日時】2019年11月10日(日)
【場所】東京医科歯科大学湯島キャンパス歯学部演習室1~4
【講師】
稲葉崇(筑波大学附属病院総合診療グループ/笠間市立病院)
藤本修平(株式会社豊通オールライフヘルスケア事業部DXグループ)
【参加人数】医学生 9名、看護学生 3名、医療系学生 5名(薬学4名/歯学1名)
【主催】日本プライマリ・ケア連合学会学生研修医部会 関東支部(PCs関東)
【共催】日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部会ジェネラリスト全国80大学行脚プロジェクト
【WS内容】
【概要】
 総合診療とは何かということ、ヘルスリテラシーという概念の基礎と、人を動かすコミュニケーションの方法、その難しさについて学んだ。
【内容のまとめ】
 稲葉先生の講義では、総合診療医が「場を診る」「まるごと診る」「ずっと診る」医師であることを学び、病院完結型から地域完結型の医療への転換が進む現在、求められる医師であることを学んだ。また、総合診療医と臓器別専門医の協調・相互理解の重要性を知った。
 さらに、ヘルスリテラシーとは自分に合った適切な健康情報を「入手」「理解」「評価」「活用」する4つの力であること、低いヘルスリテラシーがもたらす健康や医療への悪影響を具体例から知り、ヘルスリテラシーが低い人へのアプローチのコツを学んだ。
 藤本先生のワークショップでは、人をうまく動かすアイデアのワーク、SDM(Shared Decision Making)の9ステップに関するワーク、
人が適切に動くこと、人への共感は非常に難しいことを知るためのワークなどを体験した。
 工夫が満載の講義やグループワークから、大学の講義では学べない新しい気付きを得ることが出来た。参加学生からは、総合診療についての理解が深まった、グループワークが印象的だったとの声が多くあがった。
  

ケースカンファレンス&VR認知症体験

【日時】2019年3月31日(土)
【場所】琉球大学医学部
【講師】
本村和久(沖縄県立中部病院)
下河原忠通(株式会社シルバーウッド)
【参加人数】医学生 17名、その他医師 1名
【主催】総合診療のことびんちょ~さびら!
【共催】日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【WS内容】
 ケースカンファレンスでは、2年生から5年生まで混ざったグループで話し合いながら基本的な問診、身体診察だけで診断を考え、病歴聴取の大切さ、注意すべきことなどを学びました。

 VR認知症体験では、シルバーウッドの提供しているサービス付き高齢者住宅についてや看取りの価値観についての話を伺い、実際にVR認知症を体験して、認知症に対するイメージの変化やとりまく環境に対するディスカッションをしました。

 最後に、ケースカンファレンスで扱った方が認知症を患っており、どのようなサポートができるのかを全体でディスカッションをしました。そして、前半部のケースカンファレンスと合わせたまとめとして、臨床推論とは、診断を付けることだけではなく、患者背景、環境などを鑑みて、患者への思いやりを持って行うものであると学びました。

第5回中国地方プライマリ・ケア交流会

【日時】2017年10月22日(日)10:30~18:30
【場所】岡山大学病院 総合診療棟西棟5階 第13-15カンファレンスルーム
【講師】
和田嵩平(岡山家庭医療センター)
佐藤 勝(哲西町診療所)
上田剛士(洛和会丸田町病院救急総合診療科)
住友達也(移動スーパー「株式会社とくし丸」代表取締役社長)
【参加人数】医学生 24名、医療系学生 5名
【主催】日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会 中国支部
【共催】中四国若手医師フェデレーション
    中四国若手医師フェデレーション学生部会
    岡山大学サークル(ILOHA、地域について学ぶ実践型ゼミ、OSAL、OCSIA)
【協力】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部門 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【後援・協賛】岡山大学医療教育統合開発センター GIMセンター部門
【WS内容】
 本交流会では、岡山大学医療系サークル・講師の先生にワークショップを行っていただいた。参加者にはそれぞれから1つずつワークショップを選択してもらう形を取った。ランチの時間では中四国の医療系サークルのサークル紹介も交えた。その後、後援であるGIMセンターの主催するGIMシンポジウムのパネルディスカッションに合流し、若手医師の活躍についての話を伺った。最後に、情報交換会として立食形式の懇親会を行った。以下に各ワークショップの詳細を記載する。

  • 岡山大学医療系サークルによるワークショップ
    〈地域医療と医療資源、コミュニティデザイン(国際医療勉強会ILOHA)〉
     北海道へのスタディーツアーで得られた、地域医療に関する行政・福祉・医療それぞれの分野から見た問題点を提示したのちに、それらの問題に対して北海道において実際に行われている取り組みを示した。その後のグループワークでは、地域医療において特に重要な問題であるにも関わらず、抜本的な解決策が見出されていない、福祉従事者の確保手段について議論してもらった。具体的には、福祉職の魅力を発信するのと、福祉職の公務員化のどちらがより良いと考えるかを考えてもらった。参加者らには、福祉職のメリット・デメリットを具体的に挙げ、それらを改善する方法を考えたり、福祉職を資格化・海外の実例の取り入れなどのアイデアをあげたりして頂いた。

    〈聴いて視る! 呼吸器診断(OSAL)〉
     現在の高齢化社会では、罹患率の上位に必ずくる、肺の病気についてより深い考察をしてみた。COPD・間質性肺炎の病態を簡単に復習したり、時々脱線して簡便な検査法を紹介したりした後、正常呼吸音の種類を説明した。そこで、実際に聴診器を貸し出してその音を被験者で聞き比べてもらい、ラ音が聞こえなくとも異常となる場合がある事をまずは理解してもらった。そして、副雑音をそれぞれ説明した後、音源からラ音などを聞き比べた。そして、(一部症例ベースで)どの音かを当てるクイズをした。最後に質問を受け、理解を深めてもらった。

    〈地域を救う鍵「つながり」とは?(地域について学ぶ実践型ゼミ)〉
     まちの中心市街地から離れた医療福祉の施設がない地域、いわゆる「へき地」では地域住民のつながり・ネットワークが地域の強みとなり、へき地でのプライマリケアの支えとなっている。WSでは離島を舞台として、脱水症状を示しているAさん(独居・認知症疑い)への水分摂取と服薬指導の取り組みを考えた。訪問ヘルパーやデイケアの存在だけではなく、地域住民である近所の方や民生委員、ゲートボール仲間が加わることでAさんへの支援策が大幅に広がることが示された。最期には昨年度、地域ゼミが活動していた「真鍋島」での見守り図を紹介した。地域での医療を支えるキーパーソンは医療専門職だけとは限らない。地域で生活する患者さんにとって最も身近な地域住民とのつながりという視点を持つこともプライマリケアにおいて重要である。

    〈やってみよう☆医療面接(OCSIA)〉
     OCSIAで毎月行っている模擬患者さんとの医療面接を体験し、医療面接において大切な患者さんの心の中への踏み込みを行う難しさを実際に感じてもらい、現場に出て本当の患者さんと医療面接を行う時の参考にしてもらうこと、模擬患者さんからのフィードバックを通して自分の苦手なところや得意なところ、伸ばしたいところを知ることを目的とした。約3分の概要説明、医療面接のデモののち、5分の医療面接を一人ずつ行った。一人行うごとに5分程度、観察者からのフィードバックや自分自身感じたこと、模擬患者さんからのフィードバックを行った。参加者が一人来られなくなったため、2グループに分けようと思っていたところを1グループで行ったため、3人の参加者全員が医療面接を行うことができなかった。

  • 講師の先生によるワークショップ
    〈「一目で分かる」と言えるようになるために(上田剛士先生)〉
     一卵性双生児の写真を用いて、主に内分泌系の疾患・副作用(Cushing病・Addison病・前立腺がん治療薬など)によりどういった外観の変化が表れるかを学んだ。教科書に記載されているような典型的所見だけでなく、より初期での発見につながる微細な外観の違い、また疑った際に行うべき簡易検査も教えていただいた。さらに、特定のホルモンを測定しなくても血算の結果から視床下部-下垂体-抹消のホルモン産生臓器のどのレベルで異常が生じているかを推論する方法や、遺伝子検査なしに血液塗抹標本から遺伝子疾患を疑っていく手法など、日常的な検査から深い有効な情報を掴みとる秘訣・奥の手をご教授いただき、臨床的な身体所見から基礎医学的な生化学・組織学による病態生理の裏付けまで統合されたすばらしい内容だった。

    〈買い物難民を救え! 移動スーパーとくし丸の仕組み(住友達也先生)〉
     公共交通機関の縮小、スーパーの大型化などに伴う買い物難民700万人。そんな買い物難民を救う移動スーパーとくし丸について、設立者である住友達也先生にご講演いただきました。とくし丸は、週に2回、生鮮食品も含む約400点のアイテムを積んだトラックで玄関先まで出向き、会話をし、買い物をしていただくものです。本部、地域スーパー、販売パートナーと買い物客の4者で構成された、地域に利益を還元することを主眼においたビジネスモデルが非常に特徴的です。また、買い物を提供するだけでなく、顔の見える関係から地域の見守りとしての役割や、高齢者へのマーケティング調査などへも発展しています。

    〈地域・コミュニティにケア・チームをつくろう!(和田崇平先生)〉
     本ワークショップでは、「地域・コミュニティを視野に入れたアプローチとは何かを知り、意識した活動を考えることを通じて、プライマリケア・チームが構成されていく過程を想像できるようにする」という目的のもと、接種可能時期が年齢によって制限され、かつその時期が非常に分かりにくいという問題のある高齢者肺炎球菌ワクチンの接種率向上を達成するための計画を検討した。最初に、問題解決に至るまでの一連のプロセスとして、「課題への気づき」、「課題の明確化」、「コミュニティの同定と理解・評価」、「計画の立案・実行」、「結果の評価・今後の改善」について解説いただき、これに沿ってグループごとに提案をまとめた。

    〈やめられないとまらない! そんな地域と医療とは(佐藤勝先生)〉
     佐藤先生がかつて勤められていた、島根県都万村での地域医療・まちづくりに関するお話から、現在の哲西での医療活動についてまで、先生自身の経験をもとにした講演であった。今回の講演で話されていた医療活動とは、診療というよりは地域住民、特に小学生やお年寄りを対象とした保健活動的取り組みで、それを地域の医師がやるということにも重要な意味があるのだと分かった。地域での活動の背景に、先生がどのように考え何を目指したのかといったことや、実践した活動のうちいくつかの成功例を挙げ、なぜ上手くいったのかといったことをお話しされた。そして、一連の実体験の最後にまとめとして「地域医療を維持するためには、医療者側からだけでなく、地域からの支えが必要不可欠である」ということが述べられた。

東邦大学ジェネラリストセミナー2018

【日時】2019年1月5日(土)
【場所】東邦大学医学部大森キャンパス第3セミナー室
【講師】
稲葉 崇(筑波大学総合診療グループ)
柏木克仁(東邦大学医療センター大森病院総合診療科)
小松史哉(東邦大学医療センター大森病院総合診療科)
佐藤高広(東邦大学医療センター大森病院総合診療科)
大塚貴博(明戸大塚医院)
水谷佳敬(さんむ医療センター)
吉澤瑛子(亀田ファミリークリニック)
【参加人数】医学生 10名、初期研修医 1名、後期研修医 1名
【主催】東邦大学OB・OG有志
【共催】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部門 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【後援・協賛】東邦大学医療センター大森病院総合診療科
【WS内容】
14:00~14:10  オープニング
14:10~15:30  セッション① 総合診療キャリアカフェ
 全国から集まった東邦大学出身の総合診療医と東邦大学の学生が、キャリアの話や総合診療医についての話などをキャリアカフェ形式でトークしました。総合診療の魅力を伝えるだけでなく、初期研修病院の選び方からライフワークバランスの話まで、自由で闊達な雰囲気で盛り上がりました。

15:45~17:20  セッション② ケースカンファ~救急から予防まで…総合診療医の腕の魅せドコロ~
 総合診療の守備範囲の広さと楽しさを学生さんに感じてもらえるようなケースディスカッションを行いました。東邦大学のある東京蒲田にありふれた症例として雀荘店員のCOPD症例を題材にし、問診と身体診察、臨床推論まで学びました。また、その患者さんがCOPDにならないようにもっと手前で何かできることはなかったのか、今後増悪しないようにできることはないのかを考え、予防医学やSDHについても学びを広げました。

 今回で4回目の開催となり、年々WS内容の質が向上し、学生の満足度も上がっています。OB・OG同士の結束も高まっており、より多くの学生、そしてOB・OGスタッフを交えて、来年以降も引き続き企画したいと思います。
  

つくセミ2018 第5回総合診療★家庭医療全国公開セミナー in Tsukuba

【日時】2018年11月17日(土)
【場所】筑波大学
【参加人数】医学生 25名、初期研修医 1名、看護学生 1名、医療系学生 2名、医療従事者 1名、その他 1名
【主催】筑波大学総合診療グループ
【共催】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部門 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【WS内容】
12:30~12:50 オープニング
13:50~13:40 第1部<セッション1 or 2をどれか1つ選択>

  1. 世界一受けたいアプリの授業~明日から使える!臨床アプリ活用法~
     このセッションでは、普段の実習や研修で使える!と講師が厳選したアプリや電子図書などの紹介を行いました。実際に講師のスマートフォンの画面を表示しながら、使い方などを紹介しました。
    <講師>
    木村紀志、稲葉崇、竹内優都、海老澤由香(筑波大学附属病院 総合診療グループ)
  2. 総合診療医の実像に迫る!
     このセッションでは、現役の総合診療医が、普段どんなところで、どんな仕事をしているかについてレクチャーをした後、参加者の方が思っている総合診療や総合診療医のキャリアについての疑問をグループに分かれて講師とともに話し合いました。アンケートでは、「将来の働き方について、具体的なイメージが湧いた」「全領域診ることが大変そうというイメージは少し壊れた」といった感想をいただきました。ディスカッションではみなさん時間が足りないと感じるほど熱心に議論してくださいました。
    <講師>
    片岡義裕、孫瑜、伊藤有理(筑波大学附属病院 総合診療グループ)
13:50~15:00 第2部<セッション3 or 4をどれか1つ選択>
  1. 学校では教えてくれない!~介護にまつわるおカネの話~
     このセッションでは、介護保険の仕組みや受けられるサービスの内容をレクチャーした後、皆さんにケアプランを作成してもらいました。介護保険で補える限度額の中で、患者さんの生活背景や想いを考慮していく作業には苦戦しているようでしたが、『家族の負担を減らすためにデイサービスでオムツ交換をしてもらう日を作ろう』、『本人が車椅子で過ごしやすいように、玄関にスロープを作ろう』など、グループによって様々なプランが出来上がっていました。
    <講師>
    上田篤志、倉田房子(筑波大学附属病院 総合診療グループ)
    林洋子、佐谷寿子(医療法人恒貴会 愛美園在宅ケアプランセンター)
  2. 高齢者が入院したとき退院するとき~先生、これじゃ家にかえれません!?~
     このセッションでは、高齢者の入院に際して、機能低下を防いでスムーズに退院してもらうために何をするべきなのかを、ゲーム形式で楽しく学びました。某RPGに模した進行は、分かり易くて大好評でした!
    <講師>
    髙橋弘樹、海老原稔、細井崇弘(筑波大学附属病院 総合診療グループ/神栖済生会病院)
    木庭真紀、野口廉太郎(神栖済生会病院 社会福祉士)
15:00~15:30 休憩&交流タイム

15:30~17:10 第3部<セッション5 or 6をどれか1つ選択>
  1. 地域診断、地域の人が幸せになるために考え行動しよう!
     茨城県北茨城市を対象フィールドにした、地域診断のセッションを行いました。今回は、北茨城市の行政職の方や一般住民の方にオブザーバーとしてお越しいただき、地域を知る上で重要な住民の生の声を聞かせて頂きました。参加者それぞれが地域について思いを馳せ、会場はあたたかい雰囲気に包まれた素敵な空間となりました。参加者の方々には、なぜ地域を診るのか、そして地域を診るとはどういうことかについて理解を深めていただけたのではないかと思います。講師達も、「やっぱり地域って面白い!」と再認識しました。
    <講師>
    大澤 亮、高橋 聡子(筑波大学 総合診療グループ/北茨城市民病院附属家庭医療センター)
    一ノ瀬大地、宮崎 賢治(筑波大学 総合診療グループ/北茨城市民病院)
    梶川 奈月(茨城県立中央病院 総合診療科/北茨城市民病院)
    川田 尚吾、後藤 亮平(筑波大学 医学医療系 地域総合診療医学講座)
    中村 真季(茨城県立中央病院 総合診療科)
    根本愛子(北茨城市社会福祉協議会 総合健康支援課)、板橋久美(北茨城市市民福祉部 健康づくり支援課)
    鈴木京子(北茨城市市民福祉部 高齢福祉課 南部包括支援センター)
    高松義博(北茨城市民病院)、沼田昇平
  2. いざ!備えろ!!つくセミ流災害医療勉強会
     今回は災害医療について、体を動かし体当たりで学びました。災害はいつでも、どこででも起こりえます。災害が発生した際に「災害スイッチ」をOnにする準備、その第一歩として、災害医療の基本をレクチャーやグループワーク形式で勉強しました。参加者の皆さんは、レクチャーでは非常に熱心にこちらの話を聞いてくれて、グループワークでは終わった後に「一生あの作業をしていたいとおもった」とまで言ってくれた方がいるくらい夢中で取り組んでいました。
    <講師>
    橋本恵太郎、稲葉崇、 劉彦伯、坂倉明恵、田中伸哉、佐藤進哉(筑波大学附属病院 総合診療グループ)
    谷口峻彦(筑波メディカルセンター病院)
17:20-18:20
<全体交流セッション>
モチベーション ~ 勉強し続けるための「動機」について考える
 全体交流セッションでは、自分がどの様なことにモチベーションを感じるのかを一般的なタイプ分類やグループワークなどを用いて見つめなおす、という興味深い内容でした。参加者だけでなく、講師のチーム盛り上がりました。
<講師>
稲葉崇(筑波大学附属病院 総合診療グループ)

<懇親会学生企画>
 ポスター発表形式で、参加者の皆さんが普段行っている活動について発表してもらいました。夏期セミナーや筑波大学のサークル、当日の飛び込み発表もあり、4つの団体の紹介が行われました。

 今年は5周年という事もあり、セッションの構成や時間などを変更して臨みました。その結果、1セッションの参加人数も増え、講師も参加者もモチベーションが上がっていた印象を受けました。また、6セッション中4セッションは新規のテーマとなり、講師の学びにもつながりました。また来年につながられれば良い思います。
 参加者の皆さん、講師の皆さん、学生スタッフの皆さん、ありがとうございました!

家庭医療ってなーに?〜「あなた」が憧れた町医者の姿がここにある!!!〜

【日時】2018年5月27日(日)
【場所】東京女子医科大学中央校舎424
【講師】
西村真紀(川崎医療生協 川崎セツルメント診療所)
清田実穂(川崎医療生協 あさお診療所)
堀越 健(医療法人社団家族の森 多摩ファミリークリニック)
【参加人数】医学生 13名
【主催】PC’s関東、日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部門 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【WS内容】
14:30-14:45
オープニング挨拶 本プロジェクト開催の経緯 参加者アイスブレイク(絵しりとり)堀越先生・溝越
14:45-15:15
「家庭医療/総合診療って何?~私が家庭医になったわけとこだわり続けていること~」 西村先生
:医師を志すきっかけとなったエピソード紹介をしていただき、先生の原点が「健康格差」であり、また、病気を引き起こす原因をBPSモデルを用いて多面的に探り、健康の社会的決定要因(SDH)など医学・scienceのエビデンスにもとづいて医療を行うことが先生ご自身が長年働いてきて辿り着いた家庭医の姿であることを教えて頂いた。家庭医が未だ社会または医師社会の中で浸透していない現在、大きなロールモデルを得ることは参加者自らの進路への不安解消や自信に繋がった。
15:15-16:30
「家族をみる、家族もみる~家族志向ケア~」 清田先生
:まず、家族というものの定義を確認し、家族志向のケアにおける四原則を学ばせていただいた。家族を評価/理解するツールとしての家族図を実際にWSとして描くことで理解を高めることができた。特に、健康に対する考え方や病気の捉え方は家族の影響を受けるという、患者が「家族という背景」をもっており、また自分自身にも”当たり前や普通”が存在していることを自覚することが重要である、というお話は参加者にとって新しい視点であった。
16:30-16:45
まとめ 夏セミの紹介 写真撮影・解散 堀越先生・溝越
【総括】
 総員が少人数だったこともあり、終始会場は賑やか且つ和やかな雰囲気で行うことができた。参加者は1年生3名・2年生4名・3年生4名・5年生1名・6年生1名であり低〜中学年が中心であった。家庭医療に馴染みのない人はもちろん、学びを深めている人も「家庭医療の総論」の部分のお話は非常に興味深く、実りある勉強会となった。

他の職種の仕事って気になりませんか?~みんなで患者さんのケアを考えてみよう!~

【日時】2018年4月29日(日)13:00~17:00
【場所】大阪医科大学 新講義実習棟 P615教室
【講師】
花房徹郎(ファミリークリニックあい所長)
佐々木隆史(こうせい駅前診療所所長)
北村義久(さわやか歯科子どもの発達研究所所長)
竹内あずさ(くるみ薬局)
時岡奈穂子(NPO法人はみんぐ南河内)
柳生恭子(訪問介護ステーションたんぽぽ)
渡邊公二(西淀病院)
武智耕治(膳所第二地域包括支援センター)
【参加人数】医学生 17名、医療系学生 7名、医療従事者 2名
【主催】日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会 関西支部
【共催】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部門 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【WS内容】
 多職種の先生方へのインタビューと症例を通して患者さんのハッピーな在宅療養生活を考えるといった2つのワークを通して、多職種協働によっていかに個々の患者さんのケアの質を高めることができるか学ばせていただきました。ワークでは介護保険によるサービスの提供についても学びつつ、それだけにとどまらず、患者さんの希望が叶えられるようなケアを自由に考えました。

 今回は家庭医療や総合診療への興味もバラバラな多職種学生と医療系職種の方々の参加となったことで、そういった異なる興味・関心を持った参加者が組みになって共通の目標に向かってワークを行う新鮮さもありましたし、多職種の方々の話をよく聞いて情報共有を図ることが信頼関係構築への第一歩となることも感じました。もちろん、花房先生と佐々木先生が多職種学生で行うのに適した在宅療養がテーマのワークを用意してくださり、それにファシリテーターの先生方もお力添えくださったことでワークがより良いものとなったことは言うまでもありません。ご多忙のところご支援くださった先生方には心より御礼申し上げます。