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医学生・研修医の方へ

 時代は大きく動き始めました。少子高齢化の更なる進行、医療の地域偏在、国の財政危機など、国民の健康を取り巻く情勢は劇的に変わり、20世紀型の高度な専門医療への追求に偏った医療制度はその限界を見せ始めています。
 国・厚労省が主催する専門医の在り方検討会ではそうした時代の変化に適合する「国民の、国民による、国民のための専門医制度」を構築すべく議論を重ね、基本領域とサブスペシャリティー領域という2階建ての専門医制度の確立、そして、基本領域において総合診療専門医を位置づけると いう二つの目玉政策を含む重要な報告をまとめました。5年前にはとても想像できない大胆な制度改革と言えます。
 これは、日本の郡部・へき地はもちろん都市部であっても、総合診療専門医が身につけている、外来・在宅・病棟診療において幅広い健康問題に適確に対応する臨床能力、継続的な診療から患者・家族との信頼関係を構築し地域全体の健康向上に寄与する能力が今求められているのだと、幅広く認めて頂けたことに他ならないと言えます。まさに連綿たる日本の町医者の歴史を継承し、地域に貢献することが我々に求められているのです。
 本学会では旧家庭医療学会及びプライマリ・ケア学会から継承した家庭医療専門医養成の後期研修プログラムを全国160余りの施設で展開してきました。今まで291名の専門医が誕生し、すでに全国各地の診療所・病院で診療に従事しています。今後は、新たな専門医制度(2017年度に開始予定)に合致したプログラムへと更に質を高めると同時に、新専門医制度の構築については主要な学会や日本医師会と共に汗をかき、国民が安心して受診できる専門医を日本全国で養成できるように力を尽くして参ります。
 さぁ、皆さんも我々と一緒に、新たな日本の医療の扉を開くジェネラリストへの道に、そのフレッシュな一歩を踏み出してみませんか?

2013年4月 日本プライマリ・ケア連合学会