日本プライマリ・ケア連合学会
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セミナー

専門医部会フォーラム

プログラム 専門医部会フォーラム2016



10月22日(土)
企画1「ここが聞きたい!岡田唯男の生涯学習術 ー理論と実践ー」
(生涯学習部門企画;90分)
亀田ファミリークリニック館山  岡田 唯男
 家庭医療専門医取得までは、学会が学びのminimum requirementを明示している。では、専門医取得後は何を拠り所に学び、どうやって自分の診療の質を担保していけば良いのだろうか?この時間では生涯学習をテーマとし、この領域の主要な理論を概観する。また、実践のためのパール、陥りやすいピットフォールについて、講師自身の生涯学習方法を交えつつ紹介していく。
企画2(メイン企画)「超高齢社会における家庭医の役割を考える~患者中心の医療とprimary care integrationの視点から~」
(教育部門企画;120分)
Distinguished University Professor at the Centre for Studies in Family Medicine at Western University in Canada
  Moira Stewart
Associate Professor, Department of Family and Community Medicine University of Toronto  Pauline Pariser
北海道家庭医療学センター     草場 鉄周
 日本は、他国に類を見ない速さで高齢化が進んでいます。2015年、日本の高齢化率は、26.7%となり、2025年には30.3%になると推計されています。高齢化が進む中で、家庭医療専門医の果たすべき役割は大きいです。
 Moira Stewart先生は、書籍Patient-Centered Medicineの著者であり、患者中心の医療の研究を行っています。Pauline Pariser先生は、カナダのトロントで、地域の高齢者が、病院、専門医、多職種チームにアクセスしやすくなる仕組みつくり、プライマリ・ケアの統合に取り組まれています。
 お二人にご講演いただき、家庭医療専門医が各地でよりよい高齢者ケアを行うために学びたいと思います。講演の後には、参加者が学びを共有し、深めるためにグループディスカッションも行います。
10月23日(日)
企画3-1「若手医師部会から若手医師部門へ~今後の活動と期待されること」
(若手医師部門企画;90分)
<シンポジスト>
医療法人社団 豊泉会 丸山病院  丸山   泉
医療法人社団 家族の森 多摩ファミリークリニック  大橋  博樹
大分大学医学部附属病院 総合内科・総合診療科  藤谷  直明
東京城東病院 総合内科  森川   暢
筑波大学 総合診療グループ  大澤 さやか
<司会>
医療法人社団 プラタナス 桜新町アーバンクリニック  杉谷  真季
 2004年に旧・日本家庭医療学会 若手家庭医部会という有志の会として始まった若手医師部会は、これまで12年の長きにわたり多くの活動をし、プライマリ・ケアの発展に寄与してきた。
 時代の流れと共に総合診療を取り巻く環境は大きく変化し、それに合わせ若手医師部会も体制を変え、2016年6月12日 第7回日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会内で開かれた若手医師部会総会で、若手医師部会は発展的解散をし、日本プライマリ・ケア連合学会の公式組織である専攻医部会と専門医部会 若手医師部門に移行することになった。
 学会の公式組織となった今、社会や若手医師の現状に即した、より効果的な活動が求められている。
  “学会が求める若手医師部門の役割は何か”
  “若手医師が若手医師部門に求めていることは何か”
 スモールグループディスカッションも交えながら、若手医師部門の理念やミッションについて深めていきたい。
企画3-2「学術ワールドカフェ~研究仲間と気づきを得る一歩」
(学術部門企画;90分)
熊本大学医学部附属病院 地域医療・総合診療実践学寄附講座  高栁 宏史
 昨年度の専門医部会で実施した調査において、アンケート回答者150名のうち130名(86.7%)が何らかの形で研究活動に参画したという結果でした。また研究を行うにあたっての障害として上位に挙がっていたのは、「時間がない」(63.9%)、「指導してくれる人がいない」(53.5%)、「具体的な研究方法がわからない」(42.4%)などでした。一方で、「研究参画の機会があれば参加しますか?」という問いに対して「はい」と回答した方が、117名(78.5%、有効回答149名中)という結果でした。
 以上の結果から、研究に興味関心はあるが、日常業務の忙しさや研究方法に関しての指導や知識などが不足していることが問題と考えられました。
 今回、各テーブルには研究経験者を配置し、ワールドカフェ形式で楽しく情報共有・協議する場を企画しました。研究への一歩を踏み出すための勇気と知恵を、この企画を通して持ち帰ってください。楽しい会にしたいと思います。興味のある方はご参加ください。
企画4-1「これが私の歩む道 ~先輩の多様でリアルなキャリアを知る~」
(キャリア支援部門企画;90分)
山口県立総合医療センター へき地医療支援部  原田 昌範
高知大学医学部家庭医療学講座  西村 真紀
医療法人安田内科医院  安田 英己
 旧日本家庭医療学会で養成プログラムができて10年。まだ生まれて間もない家庭医療専門医は、分野としても多様で幅広いがゆえに、自分が今後何を目指しどこでどのように働いていくとよいのか、キャリアパスが見えにくい状況です。
 では、今まで地域の現場を支えてきた先輩方は「どのような医療を目指し」、「誰のために」、「どのような研修を組み立ててきた」のでしょうか。そして、「これからの目標」はどのようなものなのでしょうか。
 今回、病院でふるさとの医療を守る仕組みづくりを進める原田昌範先生、国産家庭医第1号の西村真紀先生、進化し続ける大ベテランである安田英己先生の三名の先輩方をお迎えし、プレゼンに加え双方向性にやりとりできる時間をとって多様でリアルなキャリアに迫ります。キャリアの在り方、悩みや乗り越えるヒント、根底にある共通する想いを知り、自分の今後の働き方を考えるきっかけにしませんか?ぜひ皆様ご参加ください。
企画4-2「患者中心の外国人診療」
(国際部門企画;90分)
神奈川県勤労者医療生活協同組合 港町診療所  沢田  貴志
マイファミリークリニック蒲郡  中山 久仁子
 2015年時点で、在日外国人は220万人を超え、超過滞在者は減少傾向ではあるが6万人を数える。単純に考えれば外来患者の100人にひとりふたりは外国人ということになる。その場合わたしたちは専門医として、日本に暮らす外国人特有の言語・文化・制度の差異を基礎知識としておさえつつ、個別のコンテクストを理解して患者中心の診療を提供する必要がある。このセミナーでは国際経験が豊富でかつ国内の外国人診療に熟知した講師によるレクチャーと参加者の皆様とのグループディスカッションで上記の理解を深めていきたい。
 専門医として、皆様と明日からより良い外国人診療を届けられるようになれれば幸いです。ご参加おまちしております。