専門研修プログラム
プログラム責任者の業務
プログラム責任者の役割と業務
プログラム責任者には様々な役割と業務があります。関連する制度を熟知し、各方面とのコミュニケーションを密にして、家庭医療専門医の育成に取り組むことが望まれます。
【家庭医療専門研修プログラムの企画・立案と実施の管理】
1. 研修プログラムの原案を作成し、研修プログラムを企画立案する。
2. 研修プログラムに記載すべき事項*1をすべての関係者に周知徹底する。
3. 研修目標到達に必要な関連領域を同定し、すべての関係者に周知徹底する。
4. 研修目標における行動目標および経験目標の意味を専攻医に説明する。
5. 研修プログラムにおける指導体制*2を整備、調整する。
*1:プログラムの特色、研修目標、研修領域、領域ごとの研修期間、指導体制等
*2:研修管理委員会、プログラム責任者、指導医、上級医による指導体制
【専攻医に対する指導と評価】
6. 専攻医に対する評価の原則と手順および研修修了認定にいたるプロセスを説明する。
7. 専攻医に対するポートフォリオ評価を含む評価体制を構築する。
8. 研修手帳(Fami-Log)の構成と活用法を専攻医に説明する。
9. 専攻医ごとの研修目標到達状況について、各領域の指導医から報告を受ける。
10. 専攻医に自己省察を促すための定期的な振り返りの場を設ける。
11. 専攻医が所定の研修期間内に目標達成できるよう常に配慮して助言、指導し、あるいは各領域の指導医と協議する。
12. 各研修者の経験実績に不足や偏りがある場合に、適切な助言や調整を行い、あるいは各領域の指導医と協議する。
【研修者への配慮・メンタリング】
14. 専攻医ごとの過重な負荷*3の有無を早期に察知する。
15. 専攻医の過重な負荷を軽減する方策をとる。
16. 専攻医の精神・心理面に配慮し、研修環境を整備する。
17. 対応が困難な専攻医については、関係者と協議し、適切な対処法を策定する。
18. 研修の休止・延長・中断・再開などについて関係者間の調整を行う。
*3:過重な負荷―認知面、身体面、精神心理面
【指導体制と指導医】
19. 各領域の指導医に、それぞれの役割と責任を説明する。
20. 各領域の指導医の指導状況を把握する仕組みを構築する。
21. 指導医に対する評価法を策定する。
22. 各領域の指導医の指導状況を評価する。
23. 必要に応じて、各領域の指導医にフィードバックをかける。
【研修プログラムの評価】
24. 研修プログラムの評価を行う仕組みを構築し、実施する。
25. 研修プログラムの評価結果に基づき、改善策を策定する。
【学会の制度上の義務】
26. 後期研修登録関係(開始登録、延長、中断、再開、修了登録)の届け出や申請を行う。
27. プログラム年次報告を学会に対して行う。
28. プログラム更新認定審査書類を作成・提出する。
29. プログラム責任者会議に出席する。
30. 学会で行うサイトビジットへ協力する。
| このページの記載に関しては、プログラム運営・FD委員会が担当しています お問い合わせ窓口 日本プライマリ・ケア連合学会 担当係(あゆみコーポレーション内) E-Mail : TEL:06-6449-7760 FAX:06-6441-2055 |
