看護師認定制度
学会認定 プライマリ・ケア看護師
日本プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア看護師 について
日本プライマリ・ケア連合学会では、学会認定のプライマリ・ケア看護師の認定を2019年7月から開始します。
日本のプライマリ・ケアの充実に看護師の役割拡大、技能強化は欠かせません。ぜひとも多くの看護師の皆様にこの認定制度を活用した研修をうけていただき、プライマリ・ケアの現場(診療所・中小病院・施設・訪問看護など)でこの領域の専門家として活躍してもらいたいと当学会は考えています。(詳細は以下の要綱と細則をご覧ください)
日本プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア看護師要綱の最初には以下のように記載しています。
【地域を基盤として、継続的に展開される包括的かつ全人的なプライマリ・ケアについて、その知識、技能及び態度を修得するためにプライマリ・ケア領域の研修を行い、日本プライマリ・ケア連合学会が適当と認めた看護師、保健師及び助産師を日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア看護師として認定し、もってプライマリ・ケアに携わる看護師等の資質の向上とわが国のプライマリ・ケアの発展に寄与する。】
この認定制度は、看護師、保健師、助産師(以下看護師等)がプライマリ・ケアについての所定の研修を受け、その知識、技能及び態度が、学会の目標とする能力に到達していることを認定します。ここでいう能力はプライマリ・ケア機能を発揮するためのものであり、看護実践能力を重視します。プライマリ・ケア機能の基盤は以下の5つです。
1) 近接性 2) 包括性 3) 継続性 4) 協調性 5) 責任性
対象は日本国の看護師免許証を有し4年以上の臨床経験を持つ本学会の会員で、プライマリ・ケア看護師の認定審査を受けるための研修は次の(1)及び(2)です。
(1) 本学会が主催するプライマリ・ケア看護師実践セミナー(e-ラーニング) 27時間以上
(2) 本学会が主催する医療研修セミナーなど 9時間以上
この(1)(2)の研修に対し、受講者に受講時間に応じた受講証明書を交付します。
認定審査は認定委員会が指定する認定申請書、事例報告及び、上記の2種類の研修の受講証明書によって行います。
事例報告は5事例で、必須領域から3事例、選択領域から2事例としています。事例はプライマリ・ケア現場での活動報告ですが、上記のプライマリ・ケアの原則を考察した形での記載をお願いします。
(1) 必須領域3事例
トリアージ 1例
慢性疾患管理 1例
家族志向のケア 1例
(2) 選択領域2事例 次の中から2領域を選択し、各1例を作成する。
小児ケア・虚弱高齢者ケア・在宅ケア・緩和ケア・地域ケア・災害支援
アドバンスケアプランニング・健診含むヘルスプロモーション
保育園/幼稚園/学校への関わり・組織マネジメント・倫理的問題への関わり
申請は7月1日から7月31日を申請期間として、8月中に上記の書類をもとにプライマリ・ケア看護師認定委員会が審査を行います。
プライマリ・ケアの現場で働く、多くの看護師・保健師・助産師の皆様に研修に参加していただき、認定を受けていただきたいと思います。
対象は日本国の看護師免許証を有し4年以上の臨床経験を持つ本学会の会員で、プライマリ・ケア看護師の認定審査を受けるための研修は次の(1)及び(2)です。
(1) 本学会が主催するプライマリ・ケア看護師実践セミナー(e-ラーニング) 27時間以上
【e-ラーニングについてはこちら】
(2) 本学会が主催する医療研修セミナーなど 9時間以上
【9時間の研修についてはこちら】
この (1) (2) の研修に対し、受講者に受講時間に応じた受講証明書を交付します。
事例報告は5事例で、必須領域から3事例、選択領域から2事例としています。
事例はプライマリ・ケア現場での活動報告ですが、上記のプライマリ・ケアの原則を考察した形での記載をお願いします。
【事例報告(5事例)とルーブリック(評価基準表)についてはこちら】
認定フロー
教科書はプライマリ・ケア看護学(基礎編)南山堂を活用
(必須3事例・選択2事例)
認定委員会で5事例の審査を行い、合格者を認定する
要綱・細則など
プライマリ・ケア看護師認定委員会
委員長 森山美知子
副委員長 小幡篤 北西史直 加古まゆみ